相手に合わせて資料をつくる
長い時間使われ続けているシステムほど、システムドキュメントや
業務運用に関わる、業務フローやデータフローが残っていない。
または、ドキュメントはあるが、構築時点のもので、メンテナンスがされていない
場合が多い。
そのような場合でも、システムの再構築やBPRを行う場合、現行調査が必要となってくる。理由は、新業務を入れる場合でも現行業務を変える場合でも、既存で稼働している仕組みと結合させる必要がある場合が多く、影響調査が必要だからである。
今では、リバースエンジニアリングツールも多く出ていると思うのだが、まだまだ人海戦術でソースやある資料をかき集めてドキュメントを作るのが主流かなと思われる。
どんなドキュメントを作るかというのはITproや書籍に参考例は書いてあるので、
そこに任せておくとして、私なりに気をつけている事があります。
・クライアントで利用されている文言、定義で記述する
・作成した資料を見たり、使う相手を考えて作ること
(エンドユーザなのか?システム部門なのか?
一般社員なのか、役職者なのか?)
→ それによって、システムより業務よりのドキュメントに変える必要があるし、 まとめるテーマを変える必要がある
どちらも当たり前のことだが、意識して資料を作らないと一般用語やITの用語になってしまう。クライアント企業や人が日頃から使っている言葉で表さないと、言いたいことは同じなのに、資料が違うとか本質とは関係のない議論で終始してしまう。また、自分たちのことを考えていないな・・・と思われてしまうこともあります。
簡単にできることを当たり前にやることから始めるのが結構難しいです。