2/17(月)にNAGOYA INNOVATOR'S GARAGE で行われました、
DevRelのトップランナーが語る「DevRelってなに?」【758Dev】
を聞いてきました。
DevRelって言葉は聞くのですが、エヴァンジェリストやアドボケイトと何が違うの? というのが自分の中で引っかかっていたので、実際に活動をされている
Microsoft Evangelist 小田祥平 さん
IBM Developer Advocate 萩野たいじ さん
名城大学 准教授, IBM Champion for 2020 鈴木秀和 さん
のお三方の講演&ディスカッションでした。
直感で私が「そうなんだ」と感じたことは
「双方向」 「熱量」 「まず行動」
です。
DevRel Meetup in Tokyoについて – DevRel Meetup in Tokyo
DevRelとは? DevRelは外部の開発者との相互コミュニケーションを通じて、自社や自社製品と開発者との継続的かつ良好な関係性を築くためのマーケティング手法のことです。
でも、エヴァンジェリストとかアドボケイト がイコールDevRelかといわれるとそうでないようです。
前者は「職務や役割」で後者は「アクティビティ」に当たります。
つまり、だれでも「DevRel」の活動ができるってことです。
「外部の開発者との相互コミュニケーション」 「自社や自社製品と開発者との継続的かつ良好な関係性を築く」
をベースに活動となると 例えば、自分が作ったアプリや、言語、自社サービスについてブログやTwitterでつぶやく(NDAに抵触しないように) 外部のコミュニティーへ出向く、発表する 自分の事業部の外という意味では社内のLT大会の発表や活性化活動で語り合うこともDevRelととらえてもよさそうです。
セミナーの中で興味深かったこと (私の私見も入っているので、発表者の意図とは違うかも・・)
・DevRelやろうよ
自分の会社の中だけしか知らないと、自分のレベルがよくわからななくなる。 世界の中から見て、会社または人はどういつ立ち位置なのか。会社、あなたの強みって何か言えますか?
そのために、会社の外のコミュニティへオフサイトで出かけてみる。 オンラインで学ぶこともできるが、オフサイトでリアルに登壇している人の熱量や参加者のモチベの高さに刺激を受けるのも大事。 それによって、自分のレベルを上げること!が重要。
・DevRelに求められる要素
技術力も必要になるが、「マーケティング」を知ることが必要。 自分の強みを生かす、価値を創造するという目的のため、自分をブランディングする必要がある。 となると、市場の外部分析して、自分もしくは会社の内部分析して、どこで戦うか決めて、 プロモーションして、どうやって外部の開発者と良好な関係を作るか戦略、戦術を練らなければならない。
もう一つは「コンサル力」 といっても、フレームワークを覚えたり戦略コンサルというわけではなく、「引き出す力」が必要 双方向コミュニケーションを良好にするため、かつ自社のサービスを利用してもらうためには相手の困りごとと 自分のサービスがマッチする必要がある。困りごとを把握するため、対象から情報を「引き出す」能力が必要とのこと
・疎外要素
否定
Fixed MindSetにならないこと(MSではGrowth MindSetを推奨)
https://neuroleadership.com/your-brain-at-work/microsoft-growth-mindset-transformation に記事ありました。
コンフォートゾーンにいるほうが楽なので、現状を変えたくない。 変えようとすると反発する人や否定する方もいる
それに屈しない「熱量」が変化しよとする人には求められるかと。
で、覆すには「巻き込む」か「結果」を先に出してしまうかというのが発表者の意見でした。
DevRelに限らず、よくある話と。組織における業務改革や構造改革もこれ当てはまりますよね。
・大学生への取り組み
コンピュータを「使う側」から「作る側」への視点の切り替えが必要というのが妙に納得。 大学でCSを学んでも直接、事業、会社で扱える能力がつくか、というのに対する対応として ITエンジニア育成プロジェクトを行っている。
名古屋エリアでこういう取り組みしている大学あること知らなかったので、人材育成としてもいい取り組みだと感じた。 CSを学ばずにSI企業へ入る人も多いので、SIも現場だけでは世の流れに追い付いけるわけないので、若い世代を 他流試合にたくさん出すことをしたほうが・・・(って、やる気とか熱意がないと始まらないけど)
と、DevRelって話を聞きに行ったのですが、総論では自身のキャリアプランを考え直そう。 その一つとして、「外部のコミュニティに足を運び、刺激を受けよう!」というのが 一番だったかと。
発表の中でも「お客さん」として参加ではなく、「自ら何かを出す」と、 発表する側、企画側、ブログ、TwitterなどのSNSで自らを発信する力ってのが求められていくのでしょうね。
企画をしていただいた、
IBM見習い隊 さん Microsoft Learnもくもく会 さん
ありがとうございました。
最後に、会場となった名古屋イノベーションズガレージ、めちゃきれいでよかった