restofwaterimpのぎじゅつMemo

SIerに所属。企画から運用まで幅広くやってます。C#中心に書いてます。

【メモ】安全確保支援士の学習

2022年秋の安全確保支援士の受験をしました。

結果は・・まだわかりませんが、今回試した方法を記載します。

事前スペック

  • 仕事ではあまりネットワークやセキュリティに関することはしていない(クラサバがメイン)
  • 2022年春にネスペを受験したので、少しは知識が残っている(ネスペは午後1が2点足りず)
  • 仕事でクラウドを使うことになっていきそうなため、ネットワーク・セキュリティの最低知識を知らねば・・・という状態でした。

最初に取った作戦

翔泳社の本  → ざっと一通り読んだけど、かすかにしか覚えられず(鈍器ですね)

インプット系が多く、アウトプット(問題演習)がないため、私は知識定着しにくいなと感じていました。特に、基礎的な部分が身についているのかを計りづらく、「覚えれているかな?」と不安になるばかりでした。

また、仕事がバタバタしていたのと、情報処理試験一週前にビジネスキャリア検定試験も受験予定に入れおり、そちらに集中していました。 そのため、余計、情報処理の学習ができていない状況で、状況にあっていない本でしたね。

中身は良い本なんですけどね。

まとめると・・・。

  • 広く浅く書かれているのですが、テーマごとの関連性がつけにくかった(前をやると、後ろのが分かるというのではなく、網の目のように入り組んでいるように感じた)
  • アウトプットがしづらい。過去問を解けばいいのですが、テーマごとに絞る時間がない。章や節ごとに書いてあるチェック一覧が分かればいいのだが、限られた時間内では難しかった

と、なんだかんだしていたら、試験まで残り2週間。さて、どのようにやろうかとネットサーフィン、twitterを眺めていたら、いいのあるじゃんということで、この二つに絞って学習し始めました。。

方向転換

とにかく、要素技術が私の中で整理できていない。情報の関連性がなく、ストーリーになっておらず、頭に定着しにくい状態でした。 また、午前Ⅱ対策のための過去問演習の準備を楽してできないかなと。

  • 過去問対策

www.sc-siken.com

安全確保支援士の過去問道場という便利なサイトがあるじゃないですか。 過去回と分野別、また解説もしっかり書かれていると。お得ですね。 専門分野のみ絞って、過去問をやりまくりました。データベースやソフトウェア開発全般はある程度、自信があり、セキュリティに絞って問題解けるのは良かったですね。 また、解きながら、現時点の平均点や学習記録も残せ、定量的に自身の変化を知ることができるのもGoodでした。

  • 専門知識のストーリー化

www.youtube.com

この中の「一緒に支援士の勉強をしませんか?」というプレイリストを聞きました。(2倍速で)

ほかにもあったのですが、会話のテンポ、声質、使っているイラストが私にとってはすっと入ったからです。

このプレイリストは毎回、以下のようにテーマごとに10分から15分くらいの動画になっていました。


www.youtube.com

まさるさんのyoutubeは多くテーマありますが、上記のプレイリストがとても良いつくりでした。話が連続しており、前で学んだことを生かして、新たなテーマを知る。順番にテーマ、要素技術を抑えられるというのが私にはあっていました。

  • 暗号の種類→暗号化の方法→認証(エンティティ、メッセージ)→デジタル署名→CA局→アクセス制御

と、まずは防御側のことを知り、攻撃側のやり口を知る。

  • ログの改ざん→ポートスキャン→マルウェアマルウェア検出→パスワードクラック→DoS→中間者攻撃→ネットワーク知識

50以上の動画がありますが、文字で閲覧するより、イラスト動画で、ネットワークのやり取りを説明しており、イメージをつかむのに最適でした。 (私は聞きながら、ノートに同じような図を模写して覚えていました)

実際、本番でも、映像で見たことを思い出して解ける問題もありました。

動画なので、わからなくても何度も見返せますし、視覚と聴覚で覚えられるので、読書だけよりは刺激はあります。

イメージつきやすいものから取り組んだ方がいい

アナログの書籍で覚えるというのもよいですが、せっかく、先人の知恵を拝借でき、かつ分かりやすく解説している動画が数多く出ております。 玉石混合ではありますが、自分のスタイルに合ったものを見つけて、一気に広く浅く理解を深めるのがよいかと。

そこから、時間があればハンズオン(サンドボックスなどが提供されているものは実験してみる)で触ることで理解が深まります。

いろいろつまみ食いは良くないですが、選択肢の幅を広げて、自身に最適な学習ツールを見つけて、学習していっていただければ幸いです。